2005/01/18
<1.性に関する問題は、非常にプライベートな問題!世間で言う変態性欲も、プライベートに実害なく、個人の楽しみとしては当然ゆるされる権利だし、性の興味は実は細かいことを言えば、個人によって違っていて、それが性の相性、ということでもあり、最悪のケースでは、離婚に帰結する。この様な非常にデリケートな問題に、刑を立派に終えた人に、個人の尊厳を守りつつ、指導していくのは、並々ならぬカウンセリング技術が必要だ。しかも、刑を終えた人の再犯率が50%なら、効率よくできればいいのだが、全員を対象に保護観察指導するとなると、莫大な、高度メンタル技術者が必要になる。この費用をどうするのか?また、数の上で、相手の極プライベートな領域で対峙できる力量のあるカウンセラーが日本に何人いるのか?甚だ心もとない。実は小生、保護司については、事情があって、細かいことを見てきたのですが、多くは寺院の関係や、役場の職員がイヤイヤ引き受けているのが実情である。ボランティア(自発的に進んで)保護司になっている方は偉いと思う。だが、実際はイヤイヤやっているのだ。そんな状況で、無報酬の保護司に期待しても、実質的効果的に作用するシステムの構築は、絶対無理です!もっと現実的な、実際に効果の上がることが予測されるシステムの構築が不可欠です。日本の保護司制度は形骸化しています。解体的、再構築が求められると思っています。