2006/03/09
先日、たまたまテレビで、黄門様こと渡部恒三さんが、「野党は国会対策!」と言っていた。なんとなく、民主党は野党に徹するつもりなのかと思って残念だった。野党に何ができるのか?何も出来はしないのだ!与党になって初めてその存在理由を発揮できるのだ。テレビが敢えて民主党議員が自分たちが万年野党と認めた場面だけを放送してるのか、党の雰囲気に、「自分たちが政権与党になれる訳がない」と決め込んでいる風である。誠に残念だ。
民主党が政権を取る近道は、嫌な話だが現実問題として、テレビ位しか見ないバカの連中をどうやって引き付けるかだ!いわゆるポピュリズムだ。バカは雰囲気と感覚で判断する。だから、「服装と、ルックスと、言葉使いと、立ち居振る舞いと、ワンフレーズコピー」が大事なのだ。残念だがメディアを利用したバカ対策室が政権を左右するのに、そのバカ対策室が整備されていないのが実情ではないか。このバカが先の衆議院選挙の自民党の圧勝につながったのは論説員の解説を待つまでもない。もちろん、バカは上乗せ分でキャスティングボードを握る存在で、元々の変革と斬新で合理的な民主党的改革を求める人々対策はある程度行われている。
ある程度、と言ったのは、地方議会、県議会、市議会での民主党議員の数は共産党の半分で、社民党にも負ける位しかないのだ。民主党は地方議会を制する者は、国会を制することを知るべきだ。
要約すると、一つ、はっきりとした自分たちは「今だけ野党」だという自覚を持つこと。
二つ、浮動層の取り込みには理屈はいらない。ただ、雰囲気だけでよいことを肝に銘じること。カッコ良さそうに見えることが大事。
三つ、国会だけでなく、地方の支持者の積み上げを図り、地方議会を制すること。
も一つ、ヒトラーは「自分が政権を取ったら国民全員に自動車を与える」と言ったそうだが、民主党も希望の見えない社会で、具体的な希望を提示すること。もちろんこれは方法論であり、ジュリアはヒトラーは嫌いだ。しかし、人心をつかむ方法は学ぶべき余地がある。
以上