2006/05/26
米国政府が日本を属国と考えているのは言うまでもない。それに反し、田中角栄は米国政府の指示を無視した、「日本中心」の外交政策を展開し、「ジャップは裏切り者」と罵られた愛国者だった。
今後、中国共産党は、急激な経済成長より、持続可能な安定成長を望むようになり、農村と都市との格差是正に取り組まざるを得ない。また、インターネット社会は、第二次天安門事件を誘発する前に、いずれは議会制民主主義に移行しなければならなくなるだろう。
その様な中で、よしんば米中戦争ということを考えれば、貿易上も、文化上も、ジャップ、黄色いサルと罵られてまで米国に加担する必要があるだろうか??
米中戦争の際には、第二次国共合作のように、小異を捨てて大道に付き、日本と中国が真の同盟国として手を取りあい、米国の世界制覇の野望をくじかなくてはならない。
日本人は、広島、長崎の仇をうち、中国がニューヨークに核ICBMを打ち込む援助をすることが出来るだろう。
■「ジャップは裏切り者」 72年にキッシンジャー氏
【ワシントン26日共同】ニクソン米大統領の中国訪問など1970年代の米外交政策を主導したキッシンジャー大統領補佐官(後に国務長官)が72年夏、田中角栄首相が訪中して日中国交正常化を図る計画を知り「ジャップ(日本人への蔑称(べっしょう))」との表現を使って日本を「最悪の裏切り者」と非難していたことが、26日までに解禁された米公文書で分かった。
キッシンジャー氏の懐疑的な対日観は解禁済みの公文書から既に明らかになっているが、戦略性の高い外交案件をめぐり、同氏が日本に露骨な敵がい心を抱いていたことを明確に伝えている。日米繊維交渉などで険悪化した当時の両国関係を反映しており、70年代の日米関係史をひもとく重要資料といえる。
【URL】http://d.hatena.ne.jp/drmccoy/20051027/p2