2006/06/16
<ジュリアの叔父の葬儀の際に、僧侶から給料の5ヶ月分、報酬をもらいたい、と要求され、唖然とした。また、院号付きと言って、お金を払うと仏の位が高くなる、という風習が現在も続いている。それはまさに僧侶の為の葬儀であり、現在の堕落しきった現在の日本仏教を象徴している。現在僧侶は世襲制であり、一般人から僧侶になる人は珍しい。また、一般人から僧侶になっても、仏教界の腐敗に辟易して仏門から離れる人間も多い。
キリスト教も、死後の復活を約束する、死をメインテーマとした宗教だが、結婚式などや、日曜礼拝なども行われている。
しかし、日本を代表する仏教は縁起が悪いものとして遠ざけられ、日常生活とは解離し、死という特別な場面でしか登場しなくなり、托鉢も行われることもなければ、修行も一般の小寺院では、いい加減になっている。
また、仏教界でも、心が仏に近いかどうかとは関係なく、偉い僧侶は金きら金の衣装をまとっていて、いかにもおしゃれだ。仏教界での身分が低いほど、衣装も粗末になる。これは鎌倉仏教の本旨に背くもので、宗教の形を取った営利法人だ!世俗度合いはまるでデカメロンのようだ!
NHK「その時」によると、鑑真和上の晩年は、心と戒律と、倫理を最も重視し、富と物欲を軽蔑した。そして、現在の唐招提寺は、後年作られたものであって、鑑真の晩年は、唐招提寺の近くに小さな粗末な小屋に住み、信心のある、志をもった人間だけを仏門に入門を許可し、質素な生活をし、厳しい倫理の下で修行し、己の心の精進をし、民の幸せの為に修行を重ねたそうだ。
それと比べて今日の仏教界は、金銭によって死者にランク付けし、修行を怠り、様々な世俗的社会制度に縛られ、心と関係なくステイタスが決まり、威張っている。それは、もはや宗教とは言えない状況になっている。
結論として、豪華な建物を欲しがる宗教は邪宗である。そして、お布施と称して金銭を欲しがる宗教も邪宗である!!>
浄土宗宗務庁の男性職員 約7億円使い込み
知恩院が総本山の仏教教団・浄土宗で、事務局にあたる宗務庁の職員が教団の金約7億円を使い込んでいたことがわかった。
浄土宗によると、使い込みをしていたのは宗務庁財務局の男性職員(50)で、9年間にわたり、約7億円を商品先物取引につぎ込んだとみられている。教団が決算に向けて財務状況を調べる中で発覚したもので、この職員は使い込みを認めているという。
教団は調査委員会を設置して被害の全容を調べるとしており、相談を受けた警察は、資料を集め、事件性の有無を見極めたいとしている。
男性職員は現在、自宅待機中ということで、教団は今後、厳しく処分する方針。
[16日15時6分更新]