2007/11/20
人間というものは、不思議なもので、何かに縁のある人という人がいるものである。
事故に縁のある人は、子供のころから事故ばかりして、怪我ばかりしている。
私の場合、何故か、アパートの夜の営み事情に縁がある。
最初の出会いは、20代で、鉄筋技師をしていたころである。
最初は何も気づかなかったのだが、後から解ったことであるが、上の階のカップルが、なぜか私に興味を持っていたことだった。
次に引っ越したグリーンハイツでは、隣の住人の方から挨拶に来て、自己紹介したのはいいが、なぜか彼女を隠して一人暮らしと言っていた。
当時私は、資格の勉強をしていて、毎日夜12時には寝ることにしていたのであるが、たまたま夜1時頃まで勉強していると、なぜか決まって隣があせっているとうか、いらいらしている。
隣のアパートがベニア板一枚でしきられているので、声は良く聞こえた。
どうやら、彼女との夜の営みで、彼女の出す快感の声を聞かれるのが嫌らしかった。
それから、その信憑性を確かめるために、私は時々わざと1時頃まで寝ないようにして、隣が何時に寝るのか確かめようとした。
そうすると、となりは只、イライラするばかりで、絶対に寝ない。
ある時、ずっと起きていたら、下の年のいった夫婦がHをし出して、女の嬌声が聞こえてきた。すると、隣の住人は、「おい、まだ起きてるぞ」「そっちへ行ったぞ」とか叫んだ。
下の住人は逆に聞かれるのは共同住宅なら仕方がないとばかりに、「あんたこそ、おかしいんだよ!」と叫んだ。
こんな感じで、私は声の響かない鉄骨のアパートへ引っ越した。
しかし、上の医学部の女子大生が男を連れ込んでいた。
そして、私は経験上、睡眠を監視されている気がしたので、注意していた。そして、夜、床についてから、不審な物音が玄関でするのに気づいて、飛んでいってドアを開けたら、例の女子大生がいた。
「あんたいったいここで何をやってるんだ!」と言ったら、「えっ、自分の車見てるの」とか言ってとぼけている。
てめえ、俺が寝たかどうか、電気が消えてるかどうか、確認しに来たんだろうが!って感じだった。
そして、ポストの所に、「この住宅は、独身用住宅なので、カップルでの夜の騒音、振動につながる夜の営みはご遠慮下さい」と張り紙をしたら、翌朝、女二人が「なんで、やっちゃいけないのよ。じゃ、車でやれってこと?」と、ブーブー大声で文句を言っていた。
実際、下のカップルなどはひどくて、下の大学生カップルがHをすると、凄い振動で必ず起こされ、会社でも、眠い思いをせざるを得なかった。大家に相談したら、ベッドがあるから揺れるということで、下の大学生カップルは、布団でHをする様になった。
また、上の医学部女子大生カップルは、私が昼間寝ていると、上からゴルフボールを落とすような行為をして、私が起きると笑い声が聞こえた。昼間私が寝ると、夜、私の寝る時間が遅くなるのを嫌ってのことだろう。
また、彼女は必ず私が寝てから料理をした。私が消燈し、横になると、必ずまな板で、何かを切る音がした。
私の睡眠と彼女たちカップルの行動が完全にリンクしていた。
そして現在のアパートは、お互い様で気にしないようにと、世帯用の2Kの鉄筋コンクリートの部屋であるが、ここならお互い様、Hはするのが当たり前だし、鉄筋だから、音も聞こえないだろうと思っていたが、私は注意だけはしていた。入居当初、私が寝ると、上の住人がHをするたびに、私のベッドがかなり激しく揺れた。立っていたりすれば気づかない振動だろうが、ベッドの上に横になると必ず起こされ、そして私が起きてゴソゴソしていると、上はHをやめた。気にしているようだった。やはり、私が寝ているときに、やるのがベストな環境なのだろう。
今の住人は、真上は飲み屋のねえちゃん風で、真夜中の4時頃に泥酔してヒールの音をすっごく響かせて帰ってくる。当然目が覚める。また、上の階のカップルのHのせいで、ベッドが揺れて、目がさめるので、ベッドを置く位置を、別の部屋に置くなどして、工夫したが、やはり揺れて起こされること、度々だった。
また、上の反対の階の韓国人女性のカップルは、挨拶はしてくるので礼儀ただしかったが、韓国人特有のシャイさというか、儒教道徳のせいか、私が起きている時は、絶対にセックスはしなかった。ときどき、カチィ、カチィ、という音が聞こえたから、恐らく盗聴されていたのだろう。私がいびきというか、寝息が聞こえてからでないと、セックスはしなかった。
上のハス向かいということもあって、こちらはそれ程揺れたとは思えないが、監視、盗聴されていることは充分認識していたので、非常につからかった。人に監視され、盗聴されるということは、非常に苦痛である。
私も、簡易盗聴器を持っていて、上から監視されていないか、充分に気をつけていたのだが、やはり、カチィ、カチィという、盗聴器らしきもののスイッチをオン、オフする音がはっきりと聞き取れた。若いカップルにとっては、盗聴器は、必須アイテムのようだ。
だから、上の二組のカップルには、私の睡眠を待ってHをするものだから、非常に辛かった。また、私が深夜12時、1時に寝ると、揺れるのが3時、4時なのだ。
明らかなリズミカルな振動を感じて、目が覚めると、いい加減私も堪忍袋の緒が切れて、上へ登っていって、ドアに蹴りをいれてやった。
まぁ、日々、こんな調子で睡眠を邪魔されている訳だが、全く縁がないという人もいるようだ。
気にするから、相手が気にするのか、相手が寝るのを待っているから、気になるのか、また振動で真夜中に起こされる苦痛。
なんとも、深夜の3時にHをして振動で起こされるのは、その振動を証明するためには、地震測定装置でも購入して記録を撮って、警察や大家に提出するしかなく、至難のわざだ。
結局、振動と、睡眠監視被害の現状は、泣き寝入りするしか方法がないのだろうか。
何とも困った日本のシャイなカップルと住宅事情の災難である。
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