2005/08/18
ボン・ジョヴィ「選挙特番出演OK」民主党エイド?
ボン・ジョヴィ「選挙特番出演OK」民主党エイド?(写真提供 産経新聞社)
「ボン・ジョヴィ」が、総選挙投票日の9月11日、急きょ来日することになった。ボン・ジョヴィは小泉政権に批判的といわれ、「米国でも反ブッシュ・反共和党。日本のためには今、政権交代が必要と考えている」(音楽関係者)とも。若者票を掘り起こしたい日本の民主党にとっても思わぬ援軍になるかも?!
小泉に米国から刺客?! 世界的人気ロック・クループ9・11は言うまでもなく、米同時多発テロの起きた日。ボン・ジョヴィは本来なら米国で追悼イベントを行ってもいいはずだが、今年はなんと、日本の政権交代に賭けた。
その理由について、米音楽業界に詳しい芸能ジャーナリストは、「もし、9・11のメモリアルデーに、日本で自民党から民主党へと政権交代が実現した場合、東京発で平和を訴えることが、意味あるメッセージになる、と判断したようだ」と明かす。
ボン・ジョヴィは昨秋の米大統領選で、ブッシュ大統領の再選に否定的な立場を取ってきた。米国のイラク攻撃を痛烈に批判。選挙戦を前に人気アーティストのエミネムやU2らと連携して、「再選阻止」を訴えた。
こうした中、ブッシュ大統領のイラク攻撃を支持し続けてきた日本の小泉政権には、少なからずショックを受け、周囲に「日本は、悲惨な現実を味わった世界で唯一の国。ブッシュだけには賛同してほしくなかった」と漏らしていたという。
それだけに、今回の衆院解散にも、大いに関心を示し、「郵政問題」より「政権交代」に注目している。
今回の来日は、表向きは9月14日に発売される3年ぶり通算9枚目のオリジナル・アルバム「ハブ・ア・ナイス・デイ」のプロモーション来日という立場を取る。しかし、当初はアルバム発売後の来日を予定していたが、「総選挙に合わせて来日を早めたようだ」と日本側の関係者。
それだけではない。「希望があれば、政治についての取材やインタビューにも応じる」という姿勢で、9月11日は「テレビの選挙特番にも出演することも可能」と非公式ではあるが所属レコード会社「ユニバーサル ミュージック」に伝えてきているという。
自民党は、女性刺客やホリエモンなど“有名人攻勢”で、劇場型選挙に持ち込み、浮動票の取り込みに余念がない。
これに対し、民主党は知名度の点では、現在、劣勢だ。
先の芸能ジャーナリストは、「若者から中年ロックファンまで幅広い支持層を持つボン・ジョヴィが『小泉にブーイング』を表明するだけでも、相当なインパクトになる。民主党は、今からボン・ジョヴィに応援を要請しても遅くないのではないか」と語り、意外な米国からの“刺客”に注目している。
【URL】http://www.democrats.org/