2005/08/21
<Mr.朝日ジャーナル氏が夏休みの間は、さすがにお世話になりました。個人的には不満はあるものの、古館氏の実績と数字は認めざるを得ません。氏の努力に心から敬意を表するとともに、「心のそこからでる言葉」を大事にした番組運営に心がけていただきたくお願い申し上げます。>
テレビ朝日の「報道ステーション」が好調だ。4月以降、キープしていた平均視聴率14%をさらに上乗せし、7月以降は16~17%をコンスタントに取っている。火曜日に発表された週間視聴率ランキングでは8日(17.7%)と9日(16.5%)がベスト20入り。番組スタート当初(昨年4月)は肩を並べていたNHK「ニュース10」が今でははるか後方で、夜のニュース戦争は「報ステの独走」といっていい状態だ。
「メーンを務める古舘伊知郎(50)のキャスターぶりがようやく板についてきたということです。就任早々は“バラエティー色が強過ぎる”とか“報道はムリ”と散々批判され、前任者の久米宏からも“キャスターと司会者は別物”と皮肉られた。テレビ朝日の社長が“長い目で見てやって”とかばっても、説得力はゼロで、“いずれ潰れる”が周囲の一致した見方でした。それが1年とちょっとで“公約”を果たしたのだから、改めて驚きです」(テレビ局関係者)
7月中旬には中曽根元首相を相手に丁々発止の憲法論議を戦わした。論調はテレ朝の報道担当者にレクチャーされたのだろうが、それをシッカリ身に付けている。
これから9月の総選挙に向けて「ニュースの季節」。しばらくは古舘の独壇場が続きそうだ。