2005/07/16
石原氏は、フランス語の20進法を理解しているのか?また、歴史上の帝国主義時代の植民地政策について理解しているのか??フランス人はフランス語を厄介だと感じていると思っているのか??
バカバカしくて付いていけないが、念のため整理すれば、フランス語の20進法は、古代ガリア時代から続く伝統的言語、発想の様式であり、その意味では日本語の固有性、独自性とも相通じる。
第二にフランス語が世界言語になっていないのは、帝国主義政策を競った時代にイギリスとの覇権争いで後手に出た、また、新大陸進出に遅れたため、世界言語にならなかっただけだ。フランス語が英語に劣るということは、フランスを中心としたラテン系民族ではなく、米英のアングロサクソン族が世界を支配する現体制を支持する、という意味しか伝わってこない。
ジュリア的には米国からの独立宣言をする為にも、イラク戦争の大義の点からも、さらに、将来の安全保障の点からも、また、G4の国連改革の点からもしても、フランス、EUとの関係は重要であり、欧州大陸の盟主を自負するフランスとの関係を大切にする必要があると考える。
石原氏は単に英語は得意だが、フランス語は苦手なのではないか??それなら良いが、フランス、EUの政策に批判的なら、単なる米国追従と「イラクは大量殺戮兵器を隠し持っているからアメリカの危機になる」と言う主張を支持しているだけだ。
ジュリアとしては、石原氏が、単にフランス語が苦手なだけ、なことを望んで已まない。
石原都知事「仏語はやっかい」と反論
「フランス語は数を勘定できない言葉」などと発言し提訴された東京都の石原東京都知事が、改めて反論しました。
「(フランス語で数字の『91』は)『4つの20と11』と表現する。これは(言葉を)全部聞かないと『91』とわからない。こんな言葉はやっぱり・・・」(石原東京都知事)
去年10月、都庁で開かれた会合で石原都知事が「フランス語は数を勘定できない言葉で、国際語として失格」などと発言したことに対し、日本在住のフランス人らが損害賠償を求めて提訴していました。
石原都知事は15日の記者会見で、「フランス語のやっかいさは阻害要因になっている。東京都が設立した首都大学東京で、フランス語の受講者はいなかった」と反論しました。(15日17:02)
[16日5時57分更新]