2005/11/05
米海兵隊の地元女性レイプ事件が発覚 比で捜査開始
2005.11.05
Web posted at: 14:43 JST
- CNN/AP
マニラ――フィリピン外務省は3日、同国で対テロの共同軍事訓練に参加していた米海兵隊5人による地元女性への集団暴行事件が発覚、捜査していることを明らかにした。事件は10月下旬、マニラの北西へ約160キロ離れた元米海軍基地のスービックで発生。5人は現在、在比米国大使館内にいる。AP通信は、容疑者は計6人としている。
被害者の女性は、スービック近くの裁判所に訴えを起こした。事件発覚を受け、女性の権利擁護団体などがマニラでデモ行進を行い、米軍の撤収などを求めた。共同軍事訓練に参加する米兵の権利などを定めた2国間協定の破棄を求める声も野党内から出ている。
米大使館は声明で、5人がレイプ事件に関与している疑惑があることを認めた。比政府は、米大使館に、5人を出国させず、比捜査当局の聴取などに応じるよう助力を要請した。大使館はフィリピン側の捜査に協力する考えを示した。
レイプの被害者は1人とみられる。5人が所属する部隊の艦艇は3日午前に出国予定だった。フィリピンの法律で、女性の集団暴行は終身刑もしくは死刑の処罰を受ける。
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