2006/06/20
<今回のニセ同和団体(同和団体とは無関係な暴力団関係者)の事件と、総会屋の共通点がある。それは、暴力や、脅しによって金銭をせびることである。一般に大手企業では、このようなニセ同和団体が暴力やいやがられ行為をした場合、「すでに国の指定した同和団体と連帯して部落差別の解消に努力しているので、あなたには金銭的協力はできません」と言って断るのが鉄則だが、面倒なことを避けるために1万円渡して帰ってもらうことも多いらしい。
この様なことは、国の認定を受けた同和団体にとって、イメージダウンであり、かえって差別を助長する行為であり、全く迷惑な話だ。
問題は同和問題もそうだが、それに限らず、面倒なこと、暴力団がらみのことには正面から取り組まず、多少の金銭を握らせて問題を解決しようという、大阪市などの役所、企業、などの安易な発想だろう。その様な安易な発想によって、身分差別を助長したり、不公正を拡大しているのだ。
大阪市や、役所、企業は襟を正して暴力団対策に当たって欲しいものだ。>
飛鳥会事件 大阪市幹部を詐欺容疑で逮捕
大阪市の同和対策事業をめぐる一連の事件で、市の幹部職員で飛鳥人権文化センター館長・入江和敏容疑者(59)が19日、健康保険の受給資格がない元暴力団組長らを同和関連団体の職員であるように装い、健康保険証を不正に取得させたとして詐欺の疑いで逮捕された。
入江容疑者は「間違いありません」と、容疑を認めているという。
[20日1時24分更新]
【URL】http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%88%E3%81%9B%E5%90%8C%E5%92%8C%E8%A1%8C%E7%82%BA