2007/02/18
<午前5時発表のNHKラジオニュースによると、イラン政府は、イランの友好国である日本政府が米国などの主張する国連でのイランの原子力発電施設建設への批判決議に同調することは、イラン政府としては信じられないが、日本が飽くまで米国などに追随してイラン原子力開発に反対するならば、致し方なく、日本への原油の供給を削減、もしくは停止せざるを得ない。と表明したという。
米国は米国、日本は日本ではないか??そもそも日露戦争以来築き上げてきたイランとの友好関係を、こんな屈辱的な対米属国主義によって、損なって良いものだろうか?
日本は、公平中立な立場に立てば、イランが原子力発電をすることに全く反対する理由もないし、また、現状ではイスラエルが核爆弾を数十発保有しており、これによってイスラエルとアラブ諸国の軍事的アンバランスが生じていることを日本としては、アラブにどうやって説明したらよいのだろうか??イスラエルが核兵器の放棄をしない限り、イラン政府が核平気開発に踏み出すかどうかは解らないが、もしそうしても、返って中東地域の軍事バランスの均衡を保ち、中東和平の成立に寄与することを、日本としては内々に了解するべきではないか?
当然、理路整然と考えれば、日本はイランの原子力開発に賛成するべきだが、米国からの圧力があるから、もっと言えば、日米安保条約で日本を守ってもらっているという負い目があるから、本来肯定すべきところを、それを曲げてでも米国に追随してイラン・バッシングをせざるを得ないのだろうか?
日本はアメリカ、EUに次ぐ経済大国である。それが自主性を発揮できないで、米国のいいなりになってしまえば、国連安全保障理事会でも、日本の常任理事国入りは、米国が二票の投票権を与えるだけだということになるのではないか?
日本は、日露戦争以来のイランその他世界中の尊敬を無駄にしてまでも、唯々諾々と米国に隷属した方が日本の国益に沿うのか、もう一度再考を日本国民に呼びかける!>
http://www.jca.apc.org/~altmedka/samson.html
【URL】http://tanakanews.com/070109israel.htm