2006/12/27
首相、苦しい政権運営 佐田氏辞任へ 税調人事もドタバタ
<あれは去年の4月、ジュリアは伊勢崎市民病院(伊勢崎市経営)に入院していたときのことだ。入院仲間のおじさんが、「あれ、佐田代議士が院長に会いに来たぞ!」と言った。なんの用事か知らないが、小一時間佐田議員は、病院長と面会して帰った。なぜ、佐田代議士が、伊勢崎市民病院へ????不思議だが、要するに「出来てる」ってことらしいね。
また、佐田代議士の直営企業、佐田建設では、選挙の時には、社員は仕事そっちのけで、一人300軒訪問とか、ノルマが課され、ゼネコン中心の選挙支援体制が繰り返されている。個人の思想信条とは関係なく、自民党議員の応援を強制するゼネコンと自民党の癒着がはっきりした。この様なゼネコン、日本医師会、銀行金融業会、経済団体と自民党との選挙を通じた癒着があるから、この様な不祥事や、汚職、談合が行われるのではないだろうか??>
安倍晋三首相にとって就任3カ月目にあたる26日は、政権運営の難しさを改めて痛感させられる一日となった。政府税制調査会の新会長に香西泰氏を指名する決断を下してみせた一方で、政治資金収支報告書に虚偽記載をしたと報道された佐田玄一郎行政改革担当相が辞任不可避の情勢に追い込まれた。首相は、目標である教育再生や憲法改正に取り組む以前に、日々の懸案処理に頭を悩ます日々が続いている。
「3カ月間で実績は残していると思う。これからも、さらに実績を積み上げていくことで、国民の信頼を得るよう頑張っていきたい」
首相は同日夜、記者団にこう語った。だが、改正教育基本法や防衛「省」昇格関連法を成立させるなど、「政策面で非常にスピーディーに成果をあげている」(高瀬淳一・名古屋外国語大教授)にもかかわらず、評価に結びつかず、郵政造反組の復党以来の内閣支持率低下に歯止めがかかっていない。
難航していた政府税調会長人事を決着させたことは、安倍政権の迅速な対応ぶりを印象づける狙いがあったが、まさにその日に、首相の任命責任が問われる佐田氏の進退問題がクローズアップされるという皮肉なめぐりあわせとなった。
こうしたちぐはぐぶりに、与党内からも「どうせなら、26日のうちに佐田氏の更迭を発表するぐらいするべきだった。首相の優しさが裏目に出ている」(公明党幹部)との声も漏れる。
一方、政府税調会長の後任人事をめぐっては、伊藤元重東大大学院教授ら複数の名前が浮上。政府側もひそかに打診を続けていた。しかし、候補にあがった人物は、体調などを理由にいずれも固辞した。
税調での論議とりまとめ段階で「財政再建のため増税を求める財務省と、歳出削減と減税志向の官邸との間で板挟みになる」(関係者)のが目に見えていたからだ。
こうした中、首相自ら人事の調整に乗り出したのは、佐田氏の問題が浮上したことと無縁ではない。政権へのダメージを最小限に抑えるためにも「年を越す前に税調人事のカタをつけたかった」(官邸筋)というのが真相のようだ。後任に決まった香西氏は、安倍首相と以前から親交があり、経済に関する首相の知恵袋的な存在の一人。首相周辺は「もともと意中の人だった」と説明する。
だが、73歳の香西氏起用が窮余の一策なのには変わりない。「官邸の考え方がわかっていて無難だが、税に極めて詳しいとは思わない」(自民党幹部)とされる香西氏をあえて抜擢したのも首相の危機感を物語る。
首相周辺は、佐田氏の進退問題も年内に決着させたい考えだが、ダメージは避けられない。安倍首相は今後も厳しい政権運営を迫られそうだ。
P.S.
<宮崎県議会>自民32 社民4 公明3 民主3 共産0
<大阪府議会>自民41 民主25 公明23 共産10 社民1
<奈良県議会>自民25 民主4 共産3 公明0 社民0
<和歌山県議会>自民25 公明4 共産4 民主2
<東京都議会>自民49 民主34 公明22 共産13 社民0
<千葉県議会>自民62 民主12 公明7 共産4 社民3
<埼玉県議会>自民62 公明10 共産4 民主4
<群馬県議会>自民38 社民系6 共産2 公明党1
<福島県議会>自民32 公明3 共産2 社民0
<岩手県議会>民主22 自民15 社民5 公明1 共産1
<北海道議会>自民54 民主36 公明6 共産6 社民0
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