2006/04/09
<民主党員として小沢党首に一言>
<小沢さんは今、次期衆議院選挙で民主党が如何にして与党の座に付き、民主党政権の奪還と、小沢首相の誕生を真剣に考えていることだろう。小沢さんは選挙で勝って、民主党のマニュフェストの実現をするのだ。菅元代表や、横路衆議院副議長なども言っているが、ホームレスや自殺者の減少する、国民の幸せだという実感のある社会が民主党の理論だ。
これに対して、自民党は経営者と投資家、及び富裕層の視点に立って、景気の拡大と、株価の安定成長を目標としている。ここが自民党と民主党の根本的な視点の違いだと感じている。
外交、安全保障については、多少米国との距離が開き、アジア重視、国連中心主義になるだろうが、自衛隊を安全保障の中心に据え、防衛重視型のスタイルは、現在の自民党の外交、安全保障と極端な差はないことが民主党マニュフェストに書いてある。
しかし、ジュリアはこう言いたい!多くの仲間に気が付いて欲しい!多少景気が減速して日本経済が悪化して、株が下がったとしても、民主党のマニュフェストが政府提案と実現されれば、私たち中流以下の大多数の人間は幸せになれるのだ!同一労働同一賃金!景気が悪くても、このことが実現されれば契約社員、派遣労働者の賃金は逆に上昇に転じる。
また、ギャンブルのような一人勝ち社会を逆転させれば、正社員勤務者も、その能力に応じて賃金は上昇するのだ。
その反動として、現在年間収入が1500万円(一説に2000万円)を超える、日本の人口の7%を占めると言われる人たち、及び企業経営者は苦しい立場に追い込まれるかもしれない。しかし、一人勝ちして何が楽しいのか?ギャンブル嫌いなジュリアには理解できない。
苦しい時こそ、一人勝ちは放棄して欲しい。そして楽しみも、苦しみも分かち合う社会にしようではないか!自分さえ良ければよい、という考えの人には、もう一度本当にそれで幸せ感を実感できるのか、考えて欲しい。お金と、幸せと、どちらが大事ですか?
株価が下がって何が悪いのか?投資する預貯金がない人には関係ないし、ある程度預貯金があっても、それは株以外の運用も考えられるではないか?それにお金にそんなに執着して、あくせくして、心は寒いのではないですか?
景気が悪くても、みんなが不公平感なく、あいさつし、対等にお付き合いが出来て、食うに困らず、信じあえる仲間がいれば、それでいいではないですか?
だから民主党の小沢党首の次の衆議院選挙で民主党が勝利して、与党民主党政府による、民主党マニュフェストに沿って法律が国会を通過すれば、私たち中流以下の人たちの生活実感としての満足度は向上するのです。だから、民主党は今は野党ですから、国民の選んだ巨大与党自民党の政策を謙虚に受け止め、国民の信託を受けた自民党をあまり批判してはいけません。それよりも小沢党首の言うように、今は国民の支持を受けた自民党に政治を任せて口を挟まず、次の衆議院選挙で民主党の政権公約、マニュフェストを充実させ、告知し、そして選挙で国民の信託を得て、勝利し、与党民主党の小沢総理の下で、中流を重視した内政政策と、癒着と腐敗の政治をマニュフェスト、政権公約に従って実行すればいいのです。メディア関係者や評論家は、国民が自民党選んだ、という事実を厳粛に受け止め、自民党政治を静かに見守る態度が必要だと思います。自民党に投票しておきながら、今さら権力も資金力もない野党に自民党批判と活動を期待するのは、ずるくて、狡猾で、わがままはな態度だ!!
メディア関係者の多くや、国民も民主党政権に懐疑的ですが、それは「燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らん」というものです。巨大与党と言っても、投票率でいうと、メディアで報道する程、大きな差はないのです。前回の参議院選挙では、比例区得票率一位は民主党、第二位は自民党です。小選挙区制度の下では、あと2%、3%の支持が上積みされれば、民主党は自公連立政権を抜いて、第一党になり、自民党は野党第一党になるのです。
その時こそ、民主党はバシバシ脱兎の如く矢継ぎ早に反自民党的な構造改革関連法案を通過させ、国民の中間層を重視した日本国へと舵を切るのです。そして衆議院議議員の4年の任期を待たず、二年も経過すれば、政権政党である民主党への国民の信頼感は磐石なものとなるでしょう。
だから、今は国民の信託を受けた与党自民党のやることにとやかく言うべきではないし、する能力もありません。すべては国民の信託を受け、小沢党首や、菅元代表の言うように、与党民主党になったときに実現する為の政策、マニュフェストに磨きを掛けて、次の選挙を意識して、政策案の作成、研鑽と、選挙対策に専念するべき、臥薪嘗胆の、時が来るのを待つ時なのです。今は国民の信託を受けた自民党にケチをつけるべきではありません。国民は自民党を選んだのです。次の総選挙に勝つための準備に100%全力投球するべきです。>